WindowsPCを無線Lanルーターに HostedNetworkStarter
こんにちは。
今日もPCの話です。私の自宅はマンションで玄関のシューズボックスのところにNTTからのレンタルONUを配置しています。そのONUには無線Lanカードが付属しており、これ一台で無線機器の接続までできる優れものです。
ですが、玄関のシューズボックスから一番使用頻度が高いリビングまで無線Lanが十分に飛びません。無線Lan中継器を使用して電波強度を強化することも可能ですが、自宅にはintel NUC nuc5cpyh(Windows8.1)をファイルサーバー兼録画サーバーとして24時間常用していますので、これを無線Lanルーターとして使用することにしました。
この方法を使用する場合には、無線Lanルーターとして使用するPCに無線Lanアダプタが接続されている必要があります。
まず、HostedNetworkStarterというソフトをダウンロードします。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/hostednetwork/
別にVirtual routerという有名ソフトがありますが、こちらはWindows10をサポートしていないようです。試しにV1.0をWindows10にインストールしましたが、エラーが発生し動かない模様。HostedNetworkStarterはWindows10もサポートしており、動作もVirtual routerよりはるかに軽いのでお勧めです。
実行ファイルをダウンロード後、インストール作業を進めてください。特に問題なく進められると思います。インストール完了後、HostedNetworkStarterを起動してください。
起動すると以下の画面が出ますので、Network Nameに表示させたいSSIDを入力し、Network keyには接続用パスワードを入力します。Persistent Keyにチェックを入れると、Network keyに入力した内容を表示はされませんが次回以降も自動で適用してくれます。
Share the Internet and the network from the following connectionはチェックを入れて、共有する回線を選択します。最大接続数もここで設定可能です。
Startをクリックすると無線Lanルーターとして接続先のデバイスから検出可能になり、直後に次の様な画面が開きます。上の画面で接続先の情報を、下の画面で接続元の情報を確認することができます。
会議室やビジネスホテルなど、仕事での用途にも役に立ちそうなソフトで便利ですね。
中継器の設置の必要もなくなり電気代も節約できるので満足です。
・ホストされたネットワークを開始できませんでした。グループまたはリソースは要求した操作の実行に適切な状態ではありませんと表示されて接続できない場合
本ソフトはWindowsに搭載されているSoftAPという機能をGUI上で分かりやすく設定するためのソフトです。ホストされたネットワークを開始できませんでした。グループまたはリソースは要求した操作の実行に適切な状態ではありませんと表示される場合には、無線LanアダプタのドライバがSoftAPをサポートしていない可能性がありますので、サポートしていない場合には、こちらの記事を参照してモバイルホットスポットの方法を検討してみてください。確認方法は簡単です。コマンドプロンプトまたはWindowsPowershellにnetsh wlan show driversと入力し、ホストされたネットワークのサポートがいいえになっていれば、ドライバがSoftAPに非対応です。Intel wireless acシリーズなどは、比較的最近のものはSoftAPのサポートは行っていないようです。
新調したPCでは、SoftAPをサポートしていなかったので、モバイルホットスポットに切り替えることにしました。
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